この先の未来を思うと、
不安になることが増えたと感じている人は、きっと少なくないと思います。
仕事、関係性、健康、お金。
どれかひとつではなく、
いくつもの不安が同時に押し寄せてくるような感覚。
円安が続き、物価は上がり、
「こんなに高くなったんだ」と驚くことも増えました。
AIの普及で、仕事の在り方も大きく変わり、
オンラインで働くことや、セルフレジでの買い物も
いまではすっかり当たり前になりました。
数年前には想像もしていなかった未来が、
いつの間にか現実になっている。
今までの「常識」が、
もはや常識ではなくなってきている。
時代の変化のスピードがとても早いからこそ、
未来への不安や心配が強まるのは、
とても自然なことだと思うのです。
では、不安はどこから生まれてくるのでしょうか。
多くの場合、
「こうならなかったらどうしよう」
「また同じことが起きたらどうしよう」
そんな “まだ起きていない未来” を、頭の中で何度も繰り返し想像しています。
人の脳は、もともと
ネガティブな可能性に意識が向きやすい仕組みを持っています。
とくに、
まじめで、一生懸命で、繊細な人ほど、
「同じ失敗を繰り返さないように」と、
先回りして考え続けてしまう。
それは弱さではなく、がんばってきた証でもあります。
けれど、
不安を考え続けているうちに、
心がいっぱいいっぱいになり、
気づかないうちに、自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。
「もっとちゃんとしなきゃ」
「こんな自分じゃダメ」
「我慢するのが当たり前」
そんな “こうあるべき” が、
いつの間にか心の中心に居座っていると、
理由もなく、イライラしたり、
怒りがこみあげてくることもあります。
もし、そんなループに入っていると感じたら、
ひとつだけ、試してみてほしいことがあります。
それは、
「ポジティブにならなきゃ」と頑張ることではなく、
ほんの少しだけ、
こうなったらいいな
こんな時間を過ごせたらいいな
と、心がゆるむ未来を思い描いてみること。
脳は、時間の区別をあまりしていません。
想像しただけでも、
そのときの感情を「いま」として受け取ります。
だから、
思い描いた瞬間に、
少し安心したり、
ほっとしたり、
あたたかい気持ちが生まれる。
それだけで十分です。
不思議に感じるかもしれませんが、
その小さな変化が、
今日一日を、ほんの少し心地よくしてくれます。
自分の思考は、
少しずつ、未来の選択をつくっていきます。
不安でいっぱいのときに、
自分を責めなくていい。
まずは、
「そう感じているんだね」と、
自分に寄り添ってあげてほしい。
よかったら、
ほんの数分でいいので、
自分のために、
やさしい未来を想像する時間を持ってみてくださいね。
その想いは、
ちゃんと、届きます。

もし今、
自分を責める思考が止まらないと感じているなら、
無理に変えようとしなくて大丈夫です。
私自身も、
「こうあるべき」に縛られていた時間が長くありました。
もしこの内容に心が動いたら、
その感覚を、そっと大切にしてみてくださいね。


